大竹しのぶさん主演の『女の一生』(新橋演舞場)を観てきました。
素晴らしかったー、観れて良かったー!
とても感動したので1年10ヶ月ぶりにBlog更新してみます。
この作品は終戦直前の昭和20年4月初演だそうで、戦時下での上演と今回のコロナ禍での上演に何やら因縁を感じます。
私にとってこの作品は、演劇を学んだ文化学院で繰り返し繰り返し読んだ戯曲です。
『女の一生』の堤しず役を演じていらした北城真記子先生の授業で3年間、毎週『女の一生』と『驟雨』の2作品だけをひたすらずーっとやってました。
もうすっかり忘れていると思っていたのだけど、幕が上がるなり台詞が次々と頭に浮かんできてびっくり!
北城先生のダメ出しやお手本の声まで思い出して、終始ウルウルしながらの観劇となりました。
それにしてもこの芝居の台詞は、どれもこれも座右の銘になりそうな名言ばかりだわー。
杉村春子さんの『女の一生』も観ているのですが、今日の方が感慨深かったのはそれだけ私が歳をとったという事ね。
幕開きが1945年で、そこから主人公の布引けいが堤家に現れる1905年に40年遡るのですが、私が文化学院で『女の一生』に出会ってから今年でまさに40年(年がバレるー)という事にもなんだか因縁を感じずにはいられません。
と、勝手にいろいろこじつけてはみましたが、9ヶ月ぶりの劇場。
劇場に身を置く幸せ、演劇の力を改めて感じたのでした。
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